トイレの便器に物を落とした

トイレの便器に物を落とした!流した!解決方法や対処方法は?

2018/06/24

トイレ

「トイレの便器の中にスマホを落としてしまった!」

「便器の中に子供がおもちゃを入れてしまった!」

「便器の奥の方に、何か異物が沈んでいるのが見えるけどどうしたらいいの?」

「トイレに物を落としたらどう対処したらいいの?」

「トイレに物を落とした時って、自分でなんとか出来るの?」

「トイレに物を落とした時の修理を、業者に依頼したらどのくらいかかるの?」

こんなことであなたはお困りでは無いでしょうか?
実はトイレの便器の中に、物を落としてしまい詰まらせてしまうトラベルは頻繁に発生していて、落とす物も様々な物があります。
特に多い物としては、携帯電話やスマートフォン・財布・めがねやサングラス・腕時計といった身体に身につけている物をうっかり落としてしまうことが多いようです。
そこでこちらではトイレの便器に物を落としてしまったときの解決方法や対処方法について、詳しく解説してみたいと思います。

トイレの便器に物を落とした

トイレの便器に物を落としてしまった時は、対処方法が適切でない処置をすると、落とした固形物がトイレの奥に入り込んでしまって、便器を破損させてしまう危険があります。
最悪の場合には、便器を分解した上で異物を取り出す作業を行わなくてはならなくなり、業者に依頼した場合の修理費用も高額になる事があります。
そのため基本的にはトイレに異物を落としてしまった場合には、無理をせずプロに依頼するのが一番無難な方法と言えます。
しかし落とした固形物が比較的浅いところにある場合には、自力で取り出すことが出来る場合もあるので、こちらではその自力で出来る対処方法をご紹介します。

絶対に水は流さないように注意しましょう

まずはじめに注意することとしては、異物をトイレ内に落下させてしまってからは、絶対に水は流さないで次の対処を考えていく必要があります。
水を流してしまうと、水の流れで異物が便器の奥まで流されていく可能性が高くなって、取り出す事がより困難になります。
それだけに落としてしまってからは現状維持のままにしておきましょう。

準備する道具は?

まず自分で処置を試みる前に準備しておくと良い道具としては、マイナスドライバー・ゴム手袋・雑菌消毒処置用具などがあります。
これらの道具を作業をする前に準備しておくと良いでしょう。

止水管を止める

止水栓にはマイナスドライバーで止めるタイプと、ハンドルを回して止めるタイプの2種類の止水栓があります。
マイナスドライバーで開閉するタイプも突起が出ているタイプと中にくぼんでいるタイプがあり、どちらもマイナスドライバーやコインなどを利用して水を止めます。
ハンドルで止めるタイプの場合は、そのまま手で回してタンクへの給水を止めます。
どちらのタイプの場合でも、止水栓はほとんど回すことが無い部分なので、回そうとしても回らない事もよくあるので、その時は無理をせず水道の元栓を閉じて水を止めるようにしましょう。
いずれの状態にしても、必ずタンクへの給水が出来ない状態を確認した上で、次の作業に進むようにしましょう。

手で取ってみる

まず一番始めにやってみることは、中をのぞいてみて異物が見えるような位置にある場合などは手を入れて取り出せる可能性があります。
ゴム手袋を付けて、手が届く範囲で異物をつかんでみて、特に引っかかりなどが無い場合はそのまま取り出しても大丈夫です。
仮にのぞきこんで異物が確認できる位置にあって、実際に手を入れて異物をつかめたとしても、引き出そうとしても便器の排水口に挟まっていて取れない場合には、無理に取ろうとはしないようにしましょう。
どうしても異物が見える状態だと簡単に取れるように感じてしまいますが、トイレの排水口は複雑に入り組んでいるために、途中でひっかかっていると簡単に取れなくなることが多くあります。
そのために手で引っ張っても動かないようなときは、無理せずに業者に依頼するようにしましょう。

ラバーカップを使う

便器に異物が詰まったらも誰もが思い出す道具にラバーカップがありますが、ラバーカップを使用はしてもよいケースと使用してはいけないケースがあるので、必ず事前に見極めてからの使用を注意しましょう。
基本的にラバーカップは水に溶けるトイレットペーパーなどが詰まった場合に使用する道具なので、ラバーラップを使用して詰まりを解消できるのは、水に溶けるものが詰まった場合に限定されます。
固形物などを落としたときの詰まりの解消の目的で使用してしまうと、排水管の奥に異物を押し込んでしまう危険が高いので、絶対に使用しないように注意しましょう。

ラバーカップの正しい使い方!洋式和式のトイレつまり対策

水を流してしまったり、ラバーカップを使ってしまった時は

既に水を何度か流してしまったり、ラバーカップを使用して異物除去作業を試みたりした時の対処方法としては、排水マスの確認が必要となります。
水を流したりラバーカップを使用した事で、異物は既に便器の排水管を通り抜けていることがあるので、これ以上先に流れていかない対策を取る必要があります。
排水マスの蓋を開けて、スコップなどを排水マスに差し込んでおくと、排水管を通り抜けて排水マスまで到達しても、それより先には流れるのを防ぐことが出来ます。

トイレに流しても詰まらないもの、詰まるもの

トイレ

トイレに流しても詰まる物とつまらない物があるので、その違いをはじめから良く理解しておくと、万が一の時の対応が正しく出来るので、覚えておくと良いでしょう。

トイレに流しても詰まらないもの

基本的にトイレに流しても良い物は、水に溶けるトイレットペーパーのみと考えておくことが大事です。
同じ紙だから大丈夫と思われるのがティッシュペーパーや生理用品などで、どちらも少量なら流れていきますが、詰まる可能性はトイレットペーパーよりもずっと高くなります。
またトイレに流せるとされているティッシュやおしり拭き・猫砂なども、流せるとされていても実際には詰まりの原因になっているケースが良くあります。
日本では使用した後のトイレットペーパーは便器に入れて、水と一緒に流すのが当たり前になっていますが、外国に行くと詰まり防止の目的で便器にトイレットペーパーを一緒に流すのを禁止しているところをよく見かけます。
それだけ便器は物が詰まりやすいという事なので、出来るだけトイレには、トイレットペーパー以外の物は流さない方が無難という認識でいましょう。

トイレに流したら詰まるもの

トイレに流したら詰まるものは、トイレットペーパー以外の物すべてが対象になります。
トイレットペーパーももちろん必要以上の量を大量に入れると一時的に詰まってしまうことがありますが、その他の固形物等は、入り組んだ排水管には詰まってしまう可能性が高くなります。
固形物でも小さな物なら排水管を通り抜けて流れ出て行く事はありますが、排水管はその先は下水管に繋がっていているので、固形物が流れていく先はどんな影響があるかわかりません。
ましてマンションなどの集合住宅で発生した場合だと、後で大変な事になる可能性もあるということを意識しておく必要があります。

トイレに流して詰まるとどうなるの?

トイレ

異物をトイレに詰まらせた場合には、さまざまの状況が予想されます。
便器の中の排水管で詰まった場合には、便器の中の水が流れなくなったり、流れてもいっても時間がかかったりすることがあります。
水は流れるからと、詰まったままで放置してしまうと便器そのものが破損してしまう危険もあり、詰まっていることがわかっているのであれば、絶対にそのまま放置することはやめましょう。
また便器内の排水管を通り抜けて排水マス側まで出て行ったとしても、排水マスの出口付近で詰まりを発生させてしまう危険もあります。
マンションやアパートなどの集合住宅の上層階に生活している場合は、異物が原因で下の階で水漏れが発生したりすることも考えられます。

詰まってしまった時の修理費用やリスクについて

便器に物を落としてしまって詰まらせてしまったら、誰でも自分で直せるかそれとも業者を頼んだ方が良いか悩むところだと思います。
水に溶けやすいような詰まり物なら自分で除去できる可能性は高く、業者に依頼してもそれほど高い費用は掛からないと思われます。
水に溶けやすい物が詰まった時に自力で解決するには、ラバーカップやパイプブラシなどで詰まりが取れれば費用は1,000~2,000円ほどで済みます。
業者に依頼した場合でも、詰まりの状況が深刻で無ければ5,000~8,000円ほどで、詰まりを取り除けると思われます。
しかし詰まった原因となる物が固形物となると、自分で詰まりを直せる可能性は非常に低くなり、なおかつ状況を悪化させてしまう可能性が高いです。
軽微な詰まりの除去作業の場合なら1万円前後で済みますが、大がかりな作業になると作業費用だけで3万円から5万円程度の費用が掛かることもあります。

業者にお願いしてトイレに落としたものを拾い出せる

トイレに落としたものは、その後の利用はもう出来ないにしても排水管の事を考えてもしっかりと拾い出した方がスッキリしますよね。
しかし現実的に詰まりの原因となった落とし物は拾い出せるケースと拾い出せないケースがあり、その状況によって変わってきます。

拾い出せるケースとできないケース

拾い出せるケースとしては、異物が比較的浅い場所で詰まっていれば便器の排水口付近から取り出す事も出来ますが、それ以上奥に入っているときには、便器側から取り出すのは無理になります。
その場合は高圧洗浄機を使用して水圧を掛けることで、排水マス側まで異物を押し出す作業か、ワイヤーブラシなどで押し出す作業となります。
排水マス側で異物が出てきたときに下水に流れていかないように、ネットなどを掛けておけば押し出された異物が押し出されてネットのところで止めることが出来ます。
しかしこれはうまくいった場合で、状況によっては異物自体が排水管の内部でバラバラになってしまったりすることも考えられるので、必ず原型のままで取り出せるかどうかは保証できません。
したがって拾い出せるケースとできないケースというのは、すべてその状況によって違うと言うことになるようです。

拾い出してもらう費用について

拾い出してもらう費用については、軽微な詰まりの除去については8,000~20,000円程度、便器を脱着しての詰まり除去作業の場合は12,000~20,000円程度になるようです。
一戸建ての場合の高圧洗浄機を使用しての除去作業の場合の費用は15,000~20,000円ほどとなり、店舗やマンションなどの場合の高圧洗浄機の除去作業は35,000~50,000円ほどになります。
状況によってはこれらの費用に加えて、便器その物を交換しなくてはならない場合や、排水管が損傷していたりした場合にも費用が掛かることが考えられます。
いずれにしても、かなりの出費になる可能性が高いと言えるようです。

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さいごに

ご覧頂いたようにトイレに物を落としたときには、大変な事になる可能性が高いと言うことがよくわかりましたよね。
出来るだけ大事にならないようにするためには、まず物を落としてしまったら水は流さずに、手を入れて取り出せるような程度以外の時には、すぐに業者に依頼した方が無難です。
そして業者に対しても、依頼した後の状況説明の時にもしっかりと落としたときの状況を正確に伝えることが大事で、恥ずかしがって話を作ってしまったりすると業者も対応が変わってしまいます。
そうなるとさらに状況を悪くすることもあるので、正しく状況を報告して処置してもらうことが、出来るだけ負担を少なくして取り出せる方法のようです。
皆さんもうっかりトイレに物を落としてしまったときには、今回ご紹介したような対応を取って、状況を悪化させないように注意しましょう。



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