トイレのつまり

ペットの汚物処理でトイレがつまった。対処法は?流してはいけないの?

2018/06/24

 

「ペットの汚物処理でトイレがつまった、どうしたらいいの?」

「ペットの便って、そもそもトイレに流してダメな物なの?」

「ペットの汚物が詰まった時は、どうやって直せば良いの?」

「ペットの汚物が詰まった時は、どこに修理を頼めば良いの?」

こんなことであなたはお困りでは無いでしょうか?

皆さんは普段ペットの便をどうやって処分されているでしょうか?
当たり前のように犬や猫の便を自宅のトイレに流している方はずいぶんと多いようですが、実は犬や猫の便は人間の便よりもトイレに詰まりやすく、そもそも法律で禁止されていることなんです。
そんな使い方をしていると、今まで大丈夫だったのにとトイレに流していたら、突然便器の水位が上昇してきて水があふれてしまって、トイレの中が水浸しになる事態が発生することもあるんです。
今回はペットの汚物処理でトイレがつまった時の対処法や、そもそもどうやって処分するのが良いのかについてご紹介しましょう。

目次

ペットの汚物はトイレに流すと詰まりやすい?!

犬や猫の汚物は、人間と同じようなものを食べているのだから変わりないだろうなんて考えている方も多いようですが、実はその考えは大きな間違いです。
猫の汚物の場合は、元々表面が脂ぎっていて水に溶けにくい上に、毛づくろいするときに一緒に飲み込んでしまっているために毛が混じっている事や、猫砂が付着しているとさらにつまりの原因となります。
また犬の汚物の場合も、元々人間の便のようには水に溶けにくく、散歩に行ったときに拾ってきた汚物をトイレに流そうとした時、土・石・ゴミ・草・ティッシュなどが付着したまま流す事が多くなり、詰まりの原因となります。
そして犬や猫の汚物は、人間の便に比べて軽いので水に浮いてしまうために、便器に流すときに内部のトラップ付近にたまりやすくなり、何度も流しているとその付近で詰まりを発生しやすくなります。
こう言った理由によって犬や猫の汚物は、トイレに流すと詰まりやすいと言う事を良く理解しておくことが大事になります。

ペットの汚物をトイレに流すのは法律違反?!

現在の下水道法の第二条の一によると「下水-生活若しくは事業(耕作の事業を除く。)に起因し、若しくは付随する廃水(以下「汚水」という。)又は雨水をいう。」と定められています。
この生活という所は人間の生活を指しているそうで、そうなると人間では無い犬や猫の汚物をトイレに流すという行為は不可と言う事になります。
その理由としては、下水処理場では殺菌の処理を下水で放流しているわけですが、すべての菌を殺菌できているわけではないため、ペットの汚物を下水に流す事で人間の体内には存在しない菌が河川などに放出されることになるためとされています。
また浄化槽を使用している家庭のトイレにおいても、犬や猫の汚物は絶対にトイレに流すのはダメで、本来浄化槽は人間の生活に伴う汚水を処理する為に作られています。
ペットの汚物は人間よりも繊維質が多く高濃度なために、浄化槽に入れると処理能力を超えてしまい、臭いの発生したり、浄化槽で詰まりを起こす原因ともなるので、浄化槽法という法律で規制されています。

これらの問題は法律で規制されているからと言うよりも、トイレにペットの汚物を流す事で非常にトイレが詰まりやすくなることは間違いありません。
しかも詰まってからの直すまでのリスクを考えると絶対にやめておいた方が良いので、もし普段から便器に流している方は、もう流さないように注意しましょう。

ペットの汚物は、本来どう処理すれば良いの?

ペットの汚物をトイレに流すのが当たり前に考えていた方には、このような話を聞くとその後の処理に困ってしまう人も多いかもしれないので、どう処理したらいいのかをこちらでご紹介します。

猫の汚物の場合はどうしても、猫砂やペットシートと一緒になってしまうこともあるので、やはり正しい処理方法としては、生ゴミと同じ考え方で燃えるゴミとして処分するのが最適です。
犬の汚物も、散歩の時に回収してきた汚物についた砂や石は出来るだけ外で落として、汚物やティッシュなどだけを、猫の汚物同様に生ゴミとして燃えるゴミで処分するようにしましょう。

ペットの汚物処理の快適グッズはこれだ!

・ペットのフン処理ロボット NewサムTKB-210」

トイレに流しても詰まったら困るし、でも毎回ゴミで捨てるのも面倒でイヤだという方におすすめしたいのが、生ゴミやペットの汚物を入れると自動的に処理してくれる「ペットのフン処理ロボット NewサムTKB-210」です。
1日の処理能力が700gなので中型犬の汚物3回分を処理できる能力があり、24時間でほぼ90%の汚物を炭酸ガスと水に分解して土にかえしてくれるので、処理に困っている方にはうってつけのアイテムです。
大型犬ほどの汚物の量を投入しなければ同時に生ゴミの処理も出来るので、一台で二役をこなしてくれる力強い快適ズックに間違いありません。
デザイン的にもかわいいワンちゃんの形で仕上げられ、色も選べる5色を設定してあるので、部屋のインテリアに合わせることができるのもおすすめポイントです。
業界唯一とされているペットの汚物の処理も出来る「ペットのフン処理ロボット NewサムTKB-210」を、是非活用してみてはいかがでしょうか。

・ねこ用トイレバケツリターロッカー

猫を飼っている家庭では、ペットシートや猫砂を使用しているケースが多くあるようですが、ペットシートや猫砂は便利な反面、処理するのが大変なためについトイレに流そうとする方もいるようです。
そんな猫の汚物処理に日頃から困っている方にオススメなのが、ねこ用トイレバケツリターロッカーで、これを使用すると糞尿をまとめて捨てられるので大変経済的です。
取り扱い方もとにかく簡単にできていて、臭いにおいや雑菌を素早く閉じ込めてくれるとので、底辺に衛生的で、しかみゴミ袋が必要としないので、地球にもとてもやさしく出来ている優れものです。
使い方も簡単で、ポットのフタを開けたらスコップでフンをすくい上げて猫砂と一緒に投入し、フタをして目ハンドルを引き、ハンドルを放して臭いと雑菌を閉じ込めてくれます。
ペットを飼っている家に一台あるととても便利な「ねこ用トイレバケツリターロッカー」を、あなたも一台使って見ませんか。

ペットの汚物をトイレに流して詰まったらどうすれば良いの?

さてここまではペットの汚物の処理についていろいろと解説してきましたが、もうトイレに詰まっていてどう対処したら良いのか困っているという方のために、その対処方法についてご紹介します。

ラバーカップを使用して見る

トイレが詰まった時に、どうして直したら良いか考えたときに多くの人が連想する道具にラバーカップがありますが、案外使ったことがあるという方は少なく、正しい使い方がわからなくて使われているケースが多いようです。
そこでトイレの詰まりを解決する定番グッズとも言えるラバーカップについてご紹介します。

ラバーカップとは?

ラバーカップは、トイレの排水口や浴室やキッチンなどの排水管の詰まりを治す目的で作られている道具で、棒の先端部分にゴム製のカップが取り付けてあり、このカップを便器の排水口に押しつけて使用します。
タイプとしては和式トイレ用と洋式トイレ用が発売されていて、呼び方もスッポン・パッコン・プカプカ・吸引カップ・などと、いろんな呼び方がある様です。
一般的な物なら、ホームセンターやなどに行けば500~1,000円程度で販売していて、100円ショップでも販売しているようです。

ラバーカップを使ったペットの汚物をトイレに流して詰まった時の、対処法は?

はじめにラバーカップのゴムの部分がしっかりと水に浸かってすることを確認し、便器の中の排水口に対してラバーカップのカップを水平になるようにしながら、ゆっくりと押し当てていきます。
押し当てて網これ以上押しても動かないという所まで行ったら、勢いよく一気にカップを引き抜き、この動作を5回くらい繰り返していると、中に詰まったペットの汚物がとれて、便器の中の水がスーッと引いていくはずです。
注意はラバーカップを引くと中にたまっている水が飛び出してきてしまうために、ビニールシートで便器を被って作業をするようにしましょう。
また完全に詰まりが確認できるまではタンクの水は流さずに、少しずつバケツなどで水を注いでみて、間違いなく詰まりが取れていることを確認してから、タンクのレバーを回して水を流すようにしましょう。

ラバーカップの使い方の動画はこちら。

おすすめのラバーカップはこれだ! コンドルラバーカップ洋式AL

ラバーカップを購入したのは良いけど、どこにおいたら良いのか考えてしまいますが、そんな時に便利でおすすめのラバーカップが「コンドルラバーカップ洋式AL」です。
こちらのラバーカップは、今では圧倒的に多くなっている洋式トイレ用のラバーカップで、ケース付きなのでトイレの奥にもケースに入れて収納できるので、目立たずに置けます。
一家に1つあれば便利なラバーカップだけに、この機会に購入してトレイに備えておきましょう。

真空式パイプクリーナーを使用して見る

ラバーカップよりも吸引力が強力になっているのが真空式パイプクリーナーで、ラバーカップは使い方にもコツが入りますが、この真空式パイプクリーナーの場合は使い方も簡単なので、誰でも使いやすく出来ています。
そのためラバーカップを使ってもうまくいかなかったり、面倒で無くすぐに詰まりを解消したい方にはおすすめです。

真空式パイプクリーナーとは?

ラバーカップの場合便器の中に適量の水が無かったり、要領が悪いとしっかりと吸引できなかったりしますが、真空式パイプクリーナーは水が無くても、力もいらずに詰まりを解消できる道具です。
本体にポンプが付いているので、吸引力が非常に強い特徴があって、ラバーカップで詰まりが取れないときでも、真空式パイプクリーナーを使用したら詰まりが解消するほど、より強い吸引力があります。
ラバーカップを使ったことが無かったり、使い方が面倒なのがイヤだと言うような方には、よりおすすめな詰まり取りの道具でしょう。

真空式パイプクリーナーを使ったペットの汚物をトイレに流して詰まった時の、対処法は?

使い方は簡単で、まずはハンドルをゆっくりと引き上げて、便器の排水口にゴムのカップがしっかりとフィットするように押し当てます。
その後に勢いよく一気にハンドルを引くと、詰まっていたペットの汚物が取れて、便器にたまっていた水が引いていけば、詰まりが取れた証拠です。
もし1度で詰まりが取れないようなときには、同じ要領で数回ほど繰り返して作業を行ってしましょう。
ラバーカップの時と同じく、吸引したときに水が飛び出してしまうために、前もってビニールシートなどで便器を被っておくと良いでしょう。

「トイレつまりが真空ポンプですっきり流れた」の動画はこちら。

トイレの詰まりに新兵器!その名も「真空式ポンプ!!」 の動画はこちら。

おすすめの真空式パイプクリーナーはこれだ!

「詰まり解消真空式パイプクリーナー トイレ・面所・排水溝 アダプター2個セット」
こちらの商品は、先端のゴムの部分が17㎝と6㎝の2つのタイプが付いていて、洗面所やキッチンのような狭い排水口の時と、トイレなどの広い排水口の場合に応じて交換して使用できます。
価格もお手頃な値段で購入できて、ラバーカップよりもより強力な吸引力があり、多様な用途に対応できる便利な真空ポンプクリーナーを1つ常備しておきましょう。
真空ポンプクリーナーは近くのホームセンターなどで販売してて、価格も1,500~3,000円ほどで購入できます。

お湯+重曹+お酢+ラバーカップを使用してみる

次にご紹介する方法としては、ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使用しただけでは詰まりが解消できなかったときのおすすめ方法です。
ここまでやってみても詰まりが解消できないときには、まず詰まっている物を取れやすくするためにお湯と重曹とお酢を組み合わせて使用する事で、詰まっている物を柔らかくして、仕上げにラバーカップを使用する対処法をご紹介します。

お湯+重曹+お酢使ったペットの汚物をトイレに流して詰まった時の、対処法は?

お酢に入っているクエン酸は、本来水あかやカルキ成分を分解する働きを持っていて、アルカリ性の悪臭を分解したり菌の繁殖を抑えてくれる特徴があります。
そんなお酢と重曹を組み合わせると、泡が発生するとのでこの泡がより予後を落とすのに有効になり、お湯を加えることで、より汚れ落としには有効となります。
これを便器の中に入れることで、便器の中のつまりの原因となっているペットの汚物をやわらかくほぐしてくれる効果を発揮するとので、この3つを重曹2+お湯2+お酢1の割合で混ぜて、便器に投入しましょう。
その後10~20分ほど経過したら、ラバーカップか真空式パイプクリーナーを使用して詰まりを取ってみると、ただラバーカップか真空式パイプクリーナーを使用するよりも、より詰まりを除去してくれるのには有効です。

ワイヤー式パイプクリーナーを使用してみる

ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使用しても詰まりが解消しないとなると、便器の内部でペットの汚物の脂分や猫砂などが固形化してしまい、詰まっている可能性があります。
そんな時に使用すると便利な道具に、ワイヤー式パイプクリーナーがあるのでここでご紹介します。

ワイヤー式パイプクリーナーとは?

ワイヤー式パイプクリーナーは、ワイヤーの先端のヘッドの部分がらせん状になっていたりブラシが付いていたりして、ベッドの部分に汚れを付着されて取り除く道具です。
家庭用の用途の物は2mほどで、業務用になると長いものだと10mくらいあるものもあり、太さも家庭用に比べて業務用は太く作られています。
ワイヤー式パイプクリーナーは、近くのホームセンターなどで販売していて、価格は1,500~3,000円ほどで購入できます。

ワイヤー式パイプクリーナーを使ったペットの汚物をトイレに流して詰まった時の、対処法は?

まずワイヤー式パイプクリーナーを使用する時に、排水口から出てくる汚物を拭き取れるように新聞紙や雑巾などを準備しておきます。
次にワイヤー式パイプクリーナーの固定ネジを緩めて、便器の排水口にゆっくりと入れていき、ある程度は居ると詰まりの部分で止まるので、そこまで入ったら排水口から5㎝くらいの位置で固定ネジを締めます。
その後クランクハンドルを回して、つまりの原因となっているペットの汚物がほぐれるようにして、ある程度回したところで雑巾や新聞紙で汚れを拭き取りながら、ワイヤーを引き抜いていきます。
最後に少しずつ水を注いで水が流れるか確認したら完了です。
この作業で完全に詰まりが取れきれなくても、ほぐれていると、その後にラバーカップや真空式パイプクリーナーを使用すると症状が改善することもあります。

おすすめのワイヤー式パイプクリーナーはこれだ!

「回転式 5m ワイヤー パイプ クリーナー」

ワイヤー式パイプクリーナーも様々なタイプが発売されていますが、こちらのワイヤー式パイプクリーナーは、一般的なタイプよりも長さが5mと、かなり長いタイプになっています。
またワイヤーの部分が巻き取り式になっているために、使用中にワイヤーが絡みついたりすることが無いので、安心して使用する事が出来ます。
トイレの詰まりだけで無く、洗面所やキッチンなどの排水の詰まりにも使用できる、大変便利なグッズをあなたも常備してみてはいかがですか。

自分でやってみたけど、直らなかった時はどうすればいいの?

ここまでペットの汚物をトイレに流して詰まった場合の対処方法についていろいろとご紹介してきましたが、これらのことをすべてやってみてもどうしても詰まりが解消しなかったときはどうしたらいいのでしょうか。
そんな時には、それ以上は無理をせずにトイレが詰まって水があふれてしまった時などに対応している、専門の修理業者や、地元の水道局から指定を受けている設備工事会社などがあります。
そういったところに依頼すれば、素人では直せなかったことも専門の道具を駆使してしっかりと詰まりを解消してくれるので、早速依頼してみましょう。

修理業者に頼むといくらくらいの修理代が掛かるの?

専門的な修理業者に依頼すると、やはりどのくらいの修理代が掛かるのかなんとも不安ですよね。
ましてや今まで頼んだことも無い業者に頼んだら、法外な修理代金を請求されたりぼったくられたりするのではと、不安に感じるとも多いですよね。
そんな方のために、今回のようなケースで修理を依頼したときにどのくらいの金額が本来の修理代金になるのか、おおよその金額をこちらでご紹介しますので、参考にしてみて下さい。

まずラバーカップや真空式パイプクリーナーなどの道具を使用して、比較的簡単に詰まりが除去できた場合ですが、技術料金として8,000~12,000円ほどの料金に出張料が加算されて、およそ10,000~17,000円くらいが目安料金となるようです。
次にワイヤー式パイプクリーナーや特殊な薬品などを使用しての、詰まりの除去作業となると、12,000~18,000円ほどの技術料金に出張料金が加えられて、14,000~22,000円ほどが目安料金となります。
さらに便器を取り外しての作業となると、作業時間もかかる上に高圧洗浄機などを使用しての作業となるために、それなりに高い費用が掛かってしまいます。
技術料金として15,000~30,000円ほどになるために出張料金が加えられて、17,000~34,000円ほどの料金が目安の料金となります。
また営業時間外や休日や祝日などの依頼となると、2割ほど割増料金になるところが多いようなので注意して依頼しましょう。

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まとめ

ペットの汚物処理でトイレがつまった時の対処法や、そもそもペットの汚物ってトイレに流してはいけないの?という内容をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
これまでペットの汚物をトイレに流していたり、過去に流したことがある方は、今後はトイレの詰まりを防ぐためにも絶対に流さないようにする事が大事になります。
すでに何度か流したことがある場合には、ある日突然トイレの詰まりが発生する可能性はあるので、そんな時には今回ご紹介したような対処法を取ってみましょう。
しかし猫砂などが固形化してしまっていると、なかなか詰まりを解消することは難しいときもあるので、そんな時には迷わず、プロの修理業者に相談すると良いでしょう。



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